NO.206 認知症を予防しましょう
前回は「奥歯のかみ合わせが無くなると認知症になりやすい」とお話をさせていただきました。
今回は「認知症予防をしましょう」との提案です。かみ合わせの刺激以外の認知症予防は炎症を減らすことです。内臓の炎症で証明されているのは膵臓、肝臓です。消化管につながっているためお口の細菌が消化管に入り、そこから逆流して膵臓、肝臓に入ります。そこで炎症を起こし認知症の原因物質であるアミロイドβを生成します。そしてアミロイドβは血管を通して脳に入ります。いろいろな説がありますのでこの現象はその一部と考えられますが、このように体の中に炎症があると認知症が進んでいきます。(細菌は胃酸で殺菌されますが細菌が多く、カタマリになっていると一部が胃を通過します)
一番炎症が存在し継続しているのがお口の中です。歯ブラシと歯間ブラシ、フロス(清掃用の糸)を使って炎症を抑えましょう。質の高い健康な生活を送るためにはご自身の歯を守ること、そして口腔を清潔に保つことが不可欠です。