NO.46 「医食同源 身体と食べ物」(2)

 前回、「医食同源」のキーワードで少し話を進めたいと述べましたが、基礎知識として前回に続き「身体と食べ物のかかわり」について述べたいと思います。
(2)唾液の役割
 唾液は消化酵素(アミラーゼ)でデンプンを分解する以外に多くの仕事をしています。
・お口の中を湿らせ嚥下や会話を助ける
・HPの維持(酸性になると歯のカルシュウムイオンや燐酸イオンが溶け出し虫歯の原因となる)
・発ガン性物質の無毒化
・抗菌作用
・唾液の自浄作用で虫歯や歯周病の軽減(唾液が少ない人、粘性の強い人ではお口の中の自
 浄作用が十分に発揮されません)
 (参考、食物や顎を動かしたときなどの刺激で出る唾液は粘液が強く、普段、刺激がないときに常時出ている唾液はサラサラしています、分泌量や両者のバランスが関係しています)などです、大変大切な役目を負っていますので噛むことを大切にしたいですね。