NO.24 「定期検診のすすめ」 (7)
今回は一般歯科の定期検診についてお話したいと思います。
(3)一般歯科の検診
成人男女が対象ですが年齢が高くなり歯周病や義歯があればそれぞれの検診対象となり分類が難しくなります。しかし,一般的には歯科領域すべてを検診対象としてよいと考えております。例えば,義歯の定期検診でもお口の中すべてと全身状態の確認もいたします。
当院の対象分類基準は
・主に虫歯を中心とした検診を望んでいる場合(実際の検診は口腔内全般を実施)
・歯周病に罹患していても軽い場合
・義歯が入っていても義歯が小さい場合
・若年でも口腔内に乳歯がなく永久歯にすべて生え変わっている場合
などとしています。
さて、一般歯科の定期検診ではお口の中や全身の状態を確認し必要があれば治療します。
口腔内では
・第一に虫歯の早期発見早期治療
・歯周病の早期発見早期治療と生活改善
・必要な場合は承諾を得て予防処置を行う
・よく歯が磨けているか、また歯ブラシの使い方が正しいか
・歯垢や歯石がないか
・虫歯や義歯の不良等でかみ合わせに問題がないか、また顎関節に異常が出てないか
全身的には
・健康的な生活を維持しているか
・食べ物の好き嫌いや食生活に偏りがないか
などです。
次回は義歯及び高齢者歯科検診について触れたいと思います。