NO.19 「小児定期検診のすすめ」 (2)

  前回は歯科における小児の定期検診、その1として一般的な部分を述べさせていただきました。今回は個別の疾患について述べさせていただきます。
 「個別の疾患に対応した定期検診」
 ・小帯の異常・・・多く見受けられる場所としては、上唇と上の前歯との間の上唇小帯、また舌の付け根の舌小帯などです、異常が重篤な場合は切除手術、軽い場合は定期検診にて経過観察をしていきます。
 ・歯並びの異常・・・歯並びの異常が既にある、あるいは今後異常が出る疑いのあるときは定期検診にて経過観察をしていきます。矯正治療の必要性や適切な時期をアドバイスします。
 ・その他・・・成人の方と違い、お子様の場合は成長に伴い大きく変化していきますので定期検診を通して、お口を中心とした微細な変化やそれに伴うお口と全身の健康との関連性など、ご両親やお子様に、ご成長の経過の中で情報を提供しアドバイスをしてまいります。