NO.156 歯磨きで新型コロナウイルス対策vol.4

3月25日、米国の国立衛生研究所を中心とした国際研究チームがNature Medicineにおいて発表した研究成果によると、口腔粘膜や唾液腺の細胞が新型コロナウイルス に感染することが判明したという。
そんなこと知っていましたという方も多いと思いますが一部の専門医の間では「初期感染場所は肺の肺胞細胞」だと断定しておりました。その主張を尊重する形でマスコミも支配されていた現状があります。
その結果感染症の基本である「初期感染場所を清潔にして感染や重症化を防止する」という当たり前のことすら述べることが出来ない一年でした。そのため、国民はコロナとの戦いの大きな武器を奪われてしまいました。ポイントはレベルの高い口腔ケアで口腔や鼻腔から咽頭までの上気道を歯周病菌や雑菌、また、その菌が出すタンパク分解酵(毒素)から守ることでフレイル(器官や組織、細胞の虚弱)を防ぎ、抵抗力を強くすることです。この研究結果で堂々と意見を述べることが出来ます。
詳細は当院のホームページwww.o-dental.jp を参考にして下さい。