NO.148 万病退治の奇跡、歯ブラシの効用 vol.2

前回は歯ブラシの基本をお話させていただきました。以前、あるテレビで免疫細胞について放送されました。今回はその番組の中で、細菌感染で炎症を起こし異物(細菌)が体内に入った時の反応を考察したいと思います。
細菌感染して異物の存在を知ると免疫細胞の司令塔であるT細胞は全身の免疫細胞に対し、信号としてある科学物質を出し感染している場所に集合をかけます。その時の科学物質がたとえば血糖値をコントロールするインシュリンに対し阻害する方向に働き糖尿病を引き起こす事が知られています。そのほか多くの事象が現在、研究されています。切り傷に寄る炎症や風邪などの炎症は一時的ですが歯周病は慢性的で一年中炎症を起こしています。この炎症により体内は常に戦争状態にあると認識し、免疫細胞を集めるための科学物質も常に出されています。現在の認識は「炎症が身体の病気を作っていく」と言われております。
この状態が長期に続くと結果として身体は糖尿病、心筋梗塞、脳梗塞、癌をはじめ多くの成人病に侵されていくのです。是非、歯ブラシで成人病の恐怖から逃れてください。