NO.170 
口腔ケアで得られる全身の健康 vol.2

「国民皆歯科健診」は口腔ケアの認識を高める意味合いがあります。今回は口腔ケアで改善される病気を一つ一つ詳細に述べていきたいと思います。
「アルツハイマー型認知症」 口腔の細菌、「P.g(ジンジバリス)菌」が何らかの方法で肝臓に感染し炎症を起こします。その炎症から出るアミロイドβの脳への蓄積が原因と言われています。また、ヒトの歯周病に罹患した歯肉からアミロイドβが産生されていることも発見されています。歯周病の病原細菌であるジンジバリス菌と戦う免疫細胞であるマクロファージがアミロイドβを産出しています。
アルツハイマー型認知症は現状では完全に治す治療法はなく、抗認知症薬などにて進行を遅らせることしかできません。10代後半から高齢になるまでの蓄積です。そのため、今日からすぐ、口腔ケアで認知症になるリスクを減らすことをお勧めします。
投稿のバックナンバーは、こちらです。参考にして下さい。