NO.164  
インプラントを長期に安全に使っていくには  vol.3

1回目は口腔ケア」「左右両方の臼歯部(奥歯)の維持の必要性」2回目は「インプラントの隣接歯に歯周病がある場合」について解説させていただきました。今回は
(4)「インプラント定期健診」につてを検討してみたいと思います。
 定期健診で確認することは主にインプラント周囲の汚れとかみ合わせの変化です。
 インプラント周囲の汚れや、かみ合わせの変化を放置すればご自身の歯と同様に歯周病に類似した経過をたどり、炎症や痛みが出て抜ける事があります。定期健診では歯周病と同様の検査を行い、出血や排膿を調べます。問題が発見されれば早めの処置で、悪化して抜ける前に対応できます。インプラントは一生使える保証はありませんが定期健診に行くことで一生使える可能性が出てきます。定期健診を省けば使用期間が短くなるのは間違いありません。健診は半年に一度くらいが適正と思います。