NO.50 「医食同源 身体と食べ物」(6)
前回は生活習慣病に関係のある疾患感受性遺伝子についてお話ししました。歯周病、糖尿病、がん、高血圧症を含めた生活習慣病やアルツハイマー型痴呆に関係する遺伝子などが最近研究されています。ヘビースモーカーでも肺がんにならない人,たくさん食べても太らない人など不公平のようですが遺伝子によって大きく変わってきます。
アメリカ合衆国政府は1977年に 『 ガン、心臓病、脳卒中など(その他80以上の病名が挙がっています)現代病は食生活の間違いで起こる"食源病"である』と解明して、深刻なビタミン・ミネラル不足を世界に警告し、食生活を中心に生活習慣の改善を国レベルで取り組んでいます。その結果最近、がんをはじめ生活習慣病の罹患率や死亡率が減少しています。遺伝子の影響はあるが,やはり生活習慣が大きな要素なのです.
狩猟民族の欧米とは違い、日本人は農耕民族ですので穀物中心の食生活が身体に適しているようですので、肉類を減らして魚と野菜中心の食事が良いと一般的には言われています。