NO.7 「小児歯科治療の注意点」(1)
お子さんの歯科治療に悩まれているお母様は多くいらっしゃると思います、我々歯科医師も治療に伴うお子様の心理的なリスクについてよく悩みます。4~5歳までの小さなお子さんの場合は特に問題です。
小さいお子さんにとっては自分一人で戦わなくてはならない初めての社会的試練となります、待合室や診療台の横にお母様がいらしても、痛みや不安などの苦痛をお母様に変わってもらう事はできないのです。でも治療を行わなければならないと本人をはじめだれもがわかっているのです、社会的試練との遭遇です。
さてそのリスクをなくすにはどうしたらいいのでしょうか、
(1)4~5歳までには絶対に虫歯を作らない(お母様に頑張っていただきます)
(2)簡単な治療(あまり痛くない治療)で対応できるように発見したら早急に通院を開始する
(3)注射麻酔を伴う複雑な治療を要する場合はお母様も歯科医も覚悟して、根気よく対応する
文字にすれば以上のように簡単ですが(3)については特に大変です次回詳しく述べたいと思います。