歯科診療ヒント インプラント Q&A 16

Q . インプラントを入れて、10年ほどしたら抜けてしまったと知り合いが嘆いていましたが、なぜこのような事が起きるのですか

A .詳細を聞かないと原因はわかりませんがインプラントもご自身の歯と同様で、歯周病のような経過をたどって抜けることがあります。以前にもお話しましたが、インプラントを成功させるには患者さんのお身体の状態や生活習慣を把握し、そのうえで、確実に埋入する技術、そして長い時間(出来れば生涯)トラブルなく維持管理していく知識、経験、技術が必要です。インプラントを施術する先生は外科を得意とする方が多いですがどうしてもメンテナンス(維持管理)が苦手な方も多いと聞いています。歯周病治療には派手さはなく、地道な根気と患者さんとの信頼関係が不可欠です。歯周病治療での多くの知識とアイディアがインプラントを生涯使えるように守ってくれます。あと一つ、免疫力アップのための身体作りに生活改善(食生活、生活習慣等)も必須です。生涯一緒に頑張れる担当医がいることが大事な条件です。