歯科診療ヒント インプラント Q&A 12

Q . 最近、歯がなくなると認知症になりやすいと聞きました、インプラントを入れることでも自分の歯と同じように認知症予防になりますか

A:ご質問の様に「歯がなくなると認知症にかかりやすくなる」との研究結果は示しています。原因は噛むことで刺激が脳に伝わるからと言われていますが他にも理由はあると思います。
歯のないところにインプラントを入れることでご自身の歯とほぼ同様にかみ合わせの刺激で認知症の予防になることも研究で明らかになっています。具体的にはご自身の歯を100%とするとインプラントで90から95%程度、入れ歯(義歯)では80から90%と言われています。
ちなみに咀嚼(咬合力)についてはご自身の歯を100%とするとインプラントで90から95%程度、入れ歯(義歯)では30から50%と言われています。咀嚼という複雑な作業ではこのような差が出てしまいます。免疫力を維持し質の高い健康な生活を送るためにはご自身の歯を守ることが不可欠です。