NO.144 顎関節症について vol.2

 前回は顎関節症の原因について触れました。今回は顎関節症の分類と治療法についてお話します
分類(専門的ですので右側の症状を参考に)
Ⅰ.咀嚼筋痛障害 症状として筋肉痛がある
Ⅱ.顎関節痛障害 顎関節痛がある
Ⅲ.顎関節円盤障害 クリック(音がする)があるクリック消失後開口障害に分類
Ⅳ.変形性顎関節症 骨変形、クリピタス(がりがり、ジョリジョリといった摩擦音等)などが認められる
治療法(分類や症状に応じて選択的します)
1、生活指導 顎関節に負担をかける癖を直す
2、理学療法 病気や加齢などで衰えた機能を温熱、電気その他、物理的手段で治療する
3、スプリント療法 歯列の上に斬間的にマウスピースのようなスプリントを入れて治療する方法です、安全で一番広く用いられます
4、薬物療法 痛み止めや消炎剤を使用
5、咬合療法 咬合を調整やかぶせもので改善
6、外科療法 生理的食塩水での洗浄や内視鏡での手術
紙面の関係で詳細は次号に譲ります。