NO.121 「万病退治の奇跡、歯ブラシの効用」 vol.9

 前回は、「NHKスペシャル第3回 老いと戦う免疫細胞 老化防止」の番組の中で「加齢とともに不良T細胞の暴走が増え、脳梗塞、心筋梗塞等の自己免疫疾患が増加し、死にいたる例も」、と紹介しました。そしてその対策は
(1)若いうちからT細胞も含め、すべての細胞分裂時のコピーミスを減らす
 この項は前回、説明させていただきました。
(2)不良T細胞を出来るだけ活動させない
 加齢とともに不良T細胞が増え暴走するのを防ぐには身体の中の免疫反応や感染等による炎症を減らすことが一番効果的です。例えば、花粉や食べ物からのアレルギー反応、風邪や怪我などからの感染症は一過性です。良く考察すると、歯周病での歯肉炎が慢性的に一年を通じて存在する事が分かります。この歯肉炎をコントロール出来れば多くの時間、不良T細胞を活動させずにお昼寝させておくことが出来ます。脳梗塞、心筋梗塞等の不慮の事故から身を守り、成人病を軽減するには歯ブラシの徹底以外にありません。そして以前紹介したリンス療法がこの助けとなります。どんな名医にかかるより自分で歯ブラシをすることが健康への近道です。