NO.112 虫歯のところに白い詰め物をしたのですが、その後その歯が大変しみて食事どころか水も飲めません

このような訴えで来院した患者さんがいました。他院にて前歯に詰める白い詰め物(硬質レジン)をしたようですが大変つらそうで目から涙を流していました。神経をとり治療すれば治ると伝えましたが神経をとりたくないとのこと。
とりあえず麻酔をして一度詰め物をとり炎症を起こしている神経を鎮静させるためお薬を詰めて一日待ちました。何とか収まり別の白い詰め物をし、神経が変性を起こしているので将来神経をとる可能性を伝え終わりました。大変感謝されましたがいくつか疑問も残りました。
同じ歯科医院でも白い硬質レジンの詰め物を一種類しか置いてないところのが多いです。この詰め物は神経への刺激が強くきちっと薬で刺激を遮断しないとこのような結果になります。
出来れば刺激の無い詰め物も用意しておけばいいのですが少し強度が劣る欠点があります。今回のようなハプニングを防ぐには一考する必要があると思います。