NO.100 NHKにて放映された「免疫力低下、突然死を招く感染症」について

 6月22日放送のNHK「ためしてガッテン」では「免疫力低下、突然死を招く感染症」と題して歯周病の怖さを訴えておりました。以前からも同様のことが言われていましたが、今回は科学的にはっきりした根拠を例にとった内容で説得力がありました。特に糖尿病と歯周病の関係は密接です。 歯周病を治療することで糖尿病が改善するといわれてい ます。
糖尿病では歯周病の細菌を減らす治療をしたところ、それまで良くならなかったヘモグロビンA1c(過去1~2ヶ月の血 糖値の状態を示す指標)が劇的に改善した人もいるほどでした。
糖尿病は、血液中のある物質(TNF-α)が増えることで糖分を細胞にしまうインスリンの働きが弱くなります。 実は歯周病で歯茎が炎症を起こすとTNF-αが増えてしまうことがわかりました。 そのカギとなるのがマクロファージ。 体内に侵入した細菌やウイルスと戦う免疫細胞です。歯茎では歯周病菌とマクロファージが壮絶な戦いを繰り広げます。 
この時、仲間を呼ぶためにマクロファージが出す物質がTNF-αだったのです
気になる方は当院のHPを確認してください。また、当院待合室にいてDVDを使用して当番組を放映しております。
当院では歯周病に関して、多くのことでご協力できますのでご相談ください。