NO.33 「歯周病について」 (1)

今回から歯周病についてお話したいと思います。
 歯周病とは いわゆる歯槽膿漏のことで、歯ぐき(歯肉)や歯の周りの骨に細菌が感染して起こる炎症性の病気です。
 歯周病の症状は 歯ぐき(歯肉)は赤く腫れ出血し易くなり、そのまま進行すると歯の周りの骨が溶けて歯がぐらぐらと動揺してきます。
 歯周病はなぜ怖いのか  はっきりとした痛みや変化を感じること無く、ゆっくりと進行して、気が付いたときにはかなり悪化している。
 そして、原因を取り除かなければますます進行し自然に治ることはありません。また中度、重度の場合は原因を取り除いても完治することはむずかし病気です。
 歯周病は生活に密着した病気、いわゆる生活習慣病の一つであり、 予防と治療は患者さん自身の自己管理が重要になります。
 概要はこのようなものですが次回以降詳しく歯周病のお話を進めてまいります。