NO.48 「医食同源 身体と食べ物」(4)

 前回、「自然気胸」の話をいたしましたが、続きをお話したいと思います。気胸が完治して出勤した日にお砂糖の減量と食生活の改善を勧めたところ、本人いわく「父親も罹っているので遺伝だから関係ないです」との返事でした。 気胸と生活習慣病は基本的には違いますが、癌や腫瘍、高血圧,糖尿病、歯周病などの生活習慣病を含め多くの病気には遺伝子(感受性遺伝子)が関係していることいわれています。それでは遺伝子が発病のすべての原因になっているのか、あるいは食生活を含め日常の健康に留意した生活をすれば防げるのか大いに気になるところです。専門家の意見では「生活習慣を改善することで多くの場合、生活習慣病を生涯発症させないことや発症を遅らせたり、症状を軽減らせることができる」とのことです。食生活を含め生活習慣を改善し良好にすることで、これら遺伝子をおさえて、健康を維持することは可能ではと考えられます。次回は感受性遺伝子について触れたいと思います。