NO.70 
メタボ(メタボリックシンドローム)と食育と歯科の関係 2

前回は「よく咬むことでメタボを防ごう」と題しお話しましたがよく咬むの効用についてもう少し触れたいと思います。
直接メタボとは関係有りませんが、唾液には多くの解毒物質含まれ発ガン性のある物質の無毒化や抗菌作用があり、しっかり咬んでゆっくり食事をすると最も効果的です。また、自分の歯で咬むと刺激が脳に伝わり老化や痴呆の予防になる事も確認されています。
良く咬むことにお子様を健康に育てるヒントがあります。人の身体の成長はおおよそ18歳で止まります(個人差、男女差有り)。当然、顎骨や唾液線の成長も同様です、離乳食から一般食になったら「よく咬ませる」という事を意識してください。 まず「よく咬む」事により顎骨を適正な大きさに成長させます、顎骨が小さいと不正歯列等の原因となります。また、「よく咬む」と唾液が多く出て、それに対応するために唾液線はどんどん成長して行きます、大人になってからでは成長は望めません、小さな時からご家庭で食事の時に優しく指導して下さい。