NO.68 「義歯何でも相談」 (16)

 義歯のケアーvol.2
今回は古い義歯の補修についてお話します。現在使っている義歯の補修で再生を考えて行くことも大切です。多くの方が補修のみで、結構不満を減らすことが出来ます。ただ個人差や状態の違いで補修だけでは対応出来ないケースもあります。
基本的には義歯の定期検診のチェックと同様に進めます。破折等は事前に補修しておきます。
1)歯肉と義歯の床の当たりを確認し痛いところがあれば調整します
2)同時に咬み合わせを確認し、咬み合わせ理論に則り調整します
3)確認と調整後、必要があれば修理、リソウを行います。
義歯の内面が合わない場合はリソウ(裏装、義歯の裏を張り歯肉との隙間をなくす処置)をします。この処置によりあわない義歯がぴったり適合してきます。
人口歯の磨り減り等で義歯の高さが低くなった場合は人口歯を高くします。
新しい義歯を入れる以外に補修、再生は経済的で診療期間もかなり短縮できますのでお奨めです。