NO.175
口腔ケアで得られる全身の健康vol.7
「国民皆歯科健診」は口腔ケアの認識を高める意味合いがあります。
 口腔ケアを怠ると脳梗塞や心筋梗塞の発症が助長されます()

前回は免疫細胞の司令塔である不良T細胞の暴走について触れましたが、今回は暴走への対応策を考察してみたいと思います。
・対応策1. 胸腺から体内に出たT細胞の細胞分裂を適正に行わせる。そのためには分裂時に必要な栄養素と環境を整える。
栄養素とは必須アミノ酸やビタミンC、カルシュウムなどは以前から言われていますがそれ以外に畑で作られる有機野菜から得られる微細な栄養素やミネラルが必要です、研究されている栄養素は全体の1割程度で人間が認知していない栄養素が多種必要です。サプリメントでは認知さていない栄養素には対応できません。
環境とは体内をアルカリ性に保ち酸性化を防ぐことでしょうか、激しい運動、飲酒、寝不足、過度の放射線被ばく、ストレス等多くあります。加齢してからでは間に合いませんので10代からのケアが必要です。
T細胞に適正な細胞分裂を導けばT細胞以外の38兆個あるすべてに身体の細胞分裂の適正化につながります、実はこれがアンチエイジングなのです。老化細胞やがん細胞、その他の不良細胞の発生を防ぐことにつながります。まだ研究段階ですが膠原病等やその他の免疫疾患の発症を抑える、あるいは遅らせることにつながればありがたいことです。高齢者はもちろん、年齢問わず健康を維持していくことの基本です。
 もう一つの対応策2は高齢になってからでも有効ですが、この考察については紙面の関係で次号に譲ります。
 
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